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初めての体験

先週のことになるが、転勤される方の送別会の後にお店を出たところで転倒し、思いがけず初めての救急車体験となった。頭部を打って数針を縫う怪我だったが、いつもお世話になっているお店のご夫妻がいち早く救急車を呼んでくれて付き添ってくださったことが幸いし、大事に至ることなく翌日からも元気に仕事をしている。

 

気になるのは原因。昨年初めにコロナに罹患して以降、時折り原因不明の複数の症状が現れており、ずっと後遺症外来にかかりつつ服薬と定期検査をしているが、真の原因は不明。いずれの症状もコロナとの関係症例は報告されているものの、因果関係の立証には至っていないとのこと。倒れたのは今回が初めてだが、それに準ずることは昨年来数回起こっていて、またかという感じでもある。

 

今回のことを受けてお医者さんの勧めにより先週から今週にかけてCT、頭部MRIと改めて検査をしたものの異常なし。春には心臓の精密検査も受けていて異常は無かったものの、改めて24時間の心電図検査も行った。

 

コロナに罹患した後に後遺症に苦しんだ昨年は、対面授業で倒れそうになったり、職場でもなかなか理解を得られないなどの苦労をしたが、今なお原因不明の症状がこうして時折り発生していることは、コロナの脅威を改めて示しているとも思われる。

 

5類移行により世間のコロナ対応は既に風邪のようなものになったかのようではあるが、未だ確立した治療薬もなく後遺症の原因も究明できていない状況に変わりは無く、これらは現実的に直視すべき深刻な課題であるとつくづく思う。