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寂しい知らせが続く

元自治事務次官の松本英昭氏が亡くなったとの知らせがあった。初めて社会人となって役所に勤務した時の直属の大臣官房審議官。当時の自分からは雲の上の存在であったが、毎日審議官室の掃除をしたり来客にお茶を出したり、また仕事後には皆で飲みながら議論したり語り合ったりしたことは今も役所生活の原風景となっている。

 

御出身が同じ京都府。しかも舞鶴市の隣の綾部市。同じ郷里ということでも気にかけて頂いた。最近では地域総合整備財団で再びお仕えする機会に恵まれ、心に刻まれる言葉を多く残して頂いた。地方行政のバイブルである著書「地方自治法逐条解説」の推敲に励まれていた姿は、氏の研究者としての一面を感じる貴重な機会でもあった。

 

昨日は行政学、地方行政分野で多大な功績を残され、自治大学校などでもお目にかかる機会のあった大森彌先生もお亡くなりになったとの報道。本当に残念な知らせが続いた。