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日程調整の喜びと苦悩

公務員であった時はスケジュールを自分で決めることができなかったが、大学教員になってからは一定の範囲でそれができるようになった。元来が自由人である個性を取り戻すことが出来る大いなる喜び、それが時間の使い方を自分自身でコントロールすること。

 

贅沢にもそんな生活にも少し慣れてきているが、今も日程調整の依頼が来るたび、生きている実感というか、人生の時間の使い道を自身で決める喜びを感じながら対応している。世の中の勤務者の多くはそれが出来ないのだから本当に有難いことである。

 

一方で日程調整は未だ慣れないせいか至って単純な作業に終始して反省することも多々。

 

出席不要と思われる用務を即座に消し、あとは入って来た日程を先着順で埋めていくのみ。入って来る仕事は右から左に捌いていかないと気が済まない性分もあって、カレンダーへの可否記入で依頼のあった時点の状況のみで即座に返信してしまい決まった時には既に埋まっていて先方にご迷惑をお掛けしたり、結果的に無駄な宿泊や移動時間が生じて後から後悔することも度々。

 

誰かの秘書だったらすぐにクビになっていると思われる。