いまだに迷ってしまうのがオンデマンドと対面のどちらが有効な講義方法と言えるのかということである。コロナ禍以降は併用も認められるようになったが、いまだに対面こそ重要という従来的な考え方の人がいる一方で、学生の反応などを見ると圧倒的にオンデマンド授業の支持が大きい。
オンデマンドもやり方次第で双方向性を保つことが可能なので、受講意欲を損なわないような工夫さえできればオンデマンドをある程度入れることは有効であると思う。
教える側にとってどちらが良いかと言えば、やはり対面で学生を前にして話すのが楽しい。また雑談や脱線といったことはオンデマンドではなかなかやりにくいこともある。Youtuberになったと思えば出来るのかもしれないが、まだ抵抗がある。
今年は対面授業が増えたのだが、何と無く生活テンポが良くなっているような気がする。自分自身が学生の頃はほとんど授業に出席しなかったので学生に言うのは憚られるが、学生側の評価はさておき、やはり教える喜びは対面授業の方が大きそうだ。