第二次世界大戦の終戦から80年が経過した。日本にとっては敗戦から80年。未だ戦争が無くならない世界の状況を考えると、この間の日本の歩みは平和と豊かさを実現した、堅実なものだったと思う。内外に筆舌に尽くせない犠牲を出した戦争とそれに進んでいったこの国。
中学校の修学旅行で訪れた広島の平和記念公園でお聞きした、語り部をされていた佐伯さんという女性の方のお話を思い出す。もう40年以上経つのに、未だにその時のお話は、佐伯さんの表情なども含めて鮮明に記憶している。戦争は愚かなものだという思いを強くした思いは今も強く残っている。
妻と3人の幼児を残して39歳で戦死した祖父にはもちろん会ったことはないが、血を受け継ぎ同じ姓を名乗っていることを自覚しながら、毎年この日を迎えている。