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テンポアップの年末

総務省を退官して今年で5年となった。大学以外にも様々な仕事を抱えるようになり、また公務員時代と同じように公務に取り組む場面も多く与えられ、とても有難い日々を送っている。公務員を辞めた時に、公務員でも民間人でもない、そんな立ち位置を漠然と考えていたのだが、少しずつではあるがその状況に近づける可能性を感じている。

 

11月からは東京財団の上席フェローに就任した。日本には政権と対峙するようなシンクタンクは存在していない。我が国では数少ない独立系シンクタンクであり注目していた東京財団であったが、今回その研究メンバーに加えて頂けることとなった。自分自身の研究テーマを追求するとともに、日本におけるシンクタンクの存在意義という視点を持ちつつ活動していきたいと思っている。

 

政でも官でもない、中間的な存在。そのような立ち位置での意見集約や情報発信が求められる時代になっているのではないかと思っている。