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議論できる組織への道のり

故郷である舞鶴市の人事政策懇話会の座長をお引き受けしてもうすぐ1年となる。昨日は3回目の懇談会。市長・副市長と有識者を交えて組織の活性化に向けて毎回活発な議論を行なっている。その中でも大きな課題は風通しよく、議論が活発に行われる組織をいかにして作っていくかということ。いわば組織風土の改善である。

 

マネジメント手法や様々な政策ツールを導入することは比較的容易であるが、長年積み重ねられた組織が持つ特性、と言っても良い組織風土を改善していくことは時間を要する、とても難しいことである。ただ実現した暁にはそれは長期に渡って持続され、極めて高い効果を発揮する。

 

考えてみると自分自身が入った頃の役所は、上下関係は厳しかったものの、こと仕事に関しては誰にでも対等に議論ができる環境であった。あちこちで熱い議論が交わされ、時には仕事が終わってから酒を飲みながら議論が続くこともよくある光景だった。

 

時代は変わり多くの組織で上下のみならず部署間の風通しが悪く、コミュニケーション不足に起因する様々な課題が出ている職場が多い。なんでも言える関係を作り個々人の能力を最大に発揮できる組織にするためには、単なる仕掛けだけでは乗り越えられない組織風土の醸成が不可欠である。

 

まずはトップが議論をしていく姿を職員に見せていこうという舞鶴市の挑戦は、正攻法の取り組み姿勢であると思う。神戸から舞鶴への道のりは太平洋側と日本海側の天候の違いを明確に感じる長いものだ。毎回自分の仕事を休んで運転してくれる妻の助けに感謝しつつ、舞鶴市の挑戦をこれからも応援し、共に取り組んでいきたいと思っている。